プロモーションの方法

第20回 プロモーションの方法

Profile

最近、自身のウェブサイト作成にかかりきりでした。

「あぁ、こんなことまで、簡単に無料でできてしまうのね!」
これが正直な実感。

ウェブサイト作成の労力を持ち出すまでもなく、一昔前に比べてプロモーションツールを行うハードルは、格段に低くなっています。技術的にも金銭的にも。いまやプロモーションツールという「器」はローコストでつくれます。

では、その器に何を詰めて、どのようにみせる(見せる/魅せる)のでしょうか。

これに一般的な回答はないのでしょうが、自分なりの回答を出すのに軸となる考え方を整理してみましょう。


そもそも「プロモーション」とは何か。
端的に言うと「自分がみてほしい姿でひとに知ってもらう」ということが、定義のひとつでしょう。


・「自分がみてほしい姿」
・「知ってもらう」

このふたつが大切です。

浅草大道芸
浅草大道芸の様子

「知ってもらう」というのは、誰もが意識するところだと思います。
届けたい相手に直接連絡する、というのはとても有効です。

あるいは、SNSをめいっぱい活用する、というのは今時ですし、運がよければ一夜にして「有名人」になれるかもしれません。

斯様に「知ってもらう」ための方法は、もちろん、大切なテーマなのですが、ここでは「自分がみてほしい姿」ということを少し考えてみましょう。


私はどのようにみられたいかというと


・ジャグリングでたのしい時間を提供するパフォーマー
・ジャグリングわかりやすく伝える経験豊富なジャグリング講師
・文章が書ける

この3つのために、私が力を入れているのは、ブログを通して私の活動や考え方、感じた事を伝えることです。
このイメージつくりがどの程度心に刺さっているのかは自分ではわかりませんが、、、

ジャグリングを教えることが仕事として増えて来ていますし、最近は文章を書いたり、何かについて語ったりという仕事の話も少しずつうまれてきています。(このコラムもそのひとつです。感謝。)
いただく仕事から判断するに間違った方向には行っていないようです。


もっともブログだけでは、1の「見え方」については、ちょっと弱いので、動画の公開であったり、写真の掲載であったり、お客様の声をいただくことであったり、ショーの様子を伝えることに注力する必要があるかもしれません。

どのように見られたいか、というためには、自分でその姿を描き、できるだけシンプルにまとめる必要があります。
そこまでできれば、あとはそのための方法を実践するのみ。知ってもらう為には、日常的なアウトプットが必要です。



「自分がみてほしい姿」を考える上で、もうひとつ大切なことがあります。

それは、ずばり、「お金」。パフォーマーであれば出演料です。

例えば、出演料1万円のパフォーマンスと出演料100万円のパフォーマンスでは、どちらがよいものに感じるでしょうか。
まず100万円のパフォーマンスですよね。


1万円のパフォーマンスは「1万円」としてみられますし、100万円は「100万円」として扱われます。
当然、活動する場所も変わって来ますし、活動する場所の積み重ねが経歴となり、「見られ方」が決まってきます。

出演料をいくらに設定するのが適切なのか、というのはとても難しい問題ですが(自分の希望だけでなく、もちろん、技量も大きな要因です)、どのような方針で出演料を提示し、仕事をうけて行くかは、自分の目指す姿に沿って真剣に検討するべき課題です。


私自身「プロモーション」は、正直に言ってプロモーションに関しては試行錯誤の部分が多いのですが、感じていることをまとめてみました。参考になれば幸いです。


さて、冒頭に掲げたウェブサイト、まだまだ作成中なのであります。今後、どんな「プロモーション」が行われてゆくのか。
良い例になるのか、反面教師になるのか。今回のコラムを書いていて、私、ドキドキしてきました。

ハードパンチャーしんのすけ

プロジャグラー。日本のデビルスティックのパイオニアとして、エンターテイナー、インストラクター、
プロデューサーとして、日本全国で活動中。
  • 【受賞歴】
    アクア大道芸フェスティバルふれあい賞(2002)
    日テレArtDaidogeiグランプリ優秀アーティスト賞(2004)
  • 【活動】
    ジャグリング講師---関東にて6教室展開中。
    ジャグリングイベントプロデューサー---現在は月に一回のライブ公演「門仲ジャグリングナイト」主催。
    被災地応援パフォーマンス団 代表---東日本大震災被災者に「パフォーマンスで笑顔を届けよう!」と
    プロジェクトを立ち上げました。 http://playforjapan.info
  • 【出版等】
    教則本「デビルスティック大全」
    DVD「FantasticDevilstick」
  • 【メディア出演・掲載】
    フジテレビ「笑っていいとも!」(2005)日本テレビ「赤鼻のセンセイ」(2009)NHK「極める!」(2010)
    読売テレビ「教育ルネサンス~東大解剖」(2007)サンデー毎日(2009)FRIDAY(2009)
    DVD『LICENSE vol.TALK SHINAGAWA』特典映像出演(2011)
    意見、感想はこちらに! @shinnosuke_hp ハッシュタグを付けて呟いてね!#jugglingcolumn