毎月開催しているジャグリングライブ「門仲ジャグリングナイト」では、多彩なジャグラーが出演しています。
テクニックを前面に押し出すジャグラーもいれば、独自のアイディアが光るジャグラーもいる。身体表現としてアーティスティックな時間をつくり出すジャグラーもいる。
たくさんの「ジャグリング」が多様な生態系をつくって行くことで、ジャグリングの歴史が積み重なり、未来へとつながって行く。
今「ジャグリングで生きて行く」道をつくって行くために必要なのは、如何にそのジャグリングの歴史の積み重なりを伝達し、記録し、より豊潤な未来へ方向性をつくって行くことです。
それができるのが「ライター」という仕事です。
...とは言え、ジャグリングを批評したり、ジャグリングをルポすることで生計を立てているひとはいないのが実情です。(いるのかしら。)
豊富な歴史認識と、技術への精通、そして、他ジャンルと参照・比較し得る確かな知識。
そういったものを踏まえつつ、今、まさに次々にうまれている「ジャグリング」の今を、世の中に伝えて行くこと。
それが「仕事」として成り立つには、ジャグリングを専門とするメディアを確立することが、まず必要です。
ブログなど、ウェブを用いて、個人単位でメディアをつくるのは、作成する、という意味ではとてもハードルが低い。
一方、経済的な意味でいうと、そこから「ジャグリング」でマネタイズするのは困難です。
そのような現状を踏まえて、ジャグリングの専門誌をまず創刊するのが、ひとつの道筋ではないかと私は考えています。
ジャグリングへの見識にあふれた方の発表の場であるとともに、ジャグリングに興味を持った方がジャグリングの理解を深める媒体をつくる。
それが私の目標のひとつです。
...そのような意味でも、この「プロジャグラーになる方法」を書く機会をつくってくれているイベントパートナー様に、感謝してもし切れません。
本当にありがとうございます。
ハードパンチャーしんのすけ
プロジャグラー。日本のデビルスティックのパイオニアとして、エンターテイナー、インストラクター、