おはこんばんちは。
--というあいさつが私が幼い頃に流行した漫画にありましたが、誰がいつ読むか分からないウェブ文化においては、この挨拶は汎用性があって便利ですね。さすがアラレちゃん。すごいぞ鳥山明。
ということで、改めて、おはようございます。
ジャグリングを職業としておりますしんのすけと申します。
「おはようございます」と挨拶しましたが、芸能業界は何時でも最初の挨拶は「おはようございます」なのであります。
これまた便利ですね。
このコラムでは「プロジャグラーになる方法」と大風呂敷を広げまして
--正直、私の領分からすると風呂敷広げ過ぎでは、といまさら危惧している次第ですが--
「ジャグリング」を職業として生計を立てる、ということを、私の経験を元にして真面目に考えてみようと思う訳であります。おつきあいいただけたら幸いです。
さて「プロジャグラー」とは何でしょうか?
「ジャグリングを専門技術として、社会に貢献し生計を立てるひと」というのが私の持つ「プロジャグラー」のイメージ。
「ジャグリング」が持っている価値を発掘し、世の中に形として提供する。その結果社会にある「たのしさ」の総量がちょっとだけでも増加したらよいな、と思って私は活動しています。
具体的には以下のような活動を行っています。
◆ジャグリングショー
商業施設、パーティー、お祭り、学校、大道芸フェスティバル等のイベントを中心に全国各地をまわっています。メインの仕事です。
◆ジャグリング講師
2011年7月現在東京近郊を中心に5カ所でジャグリング教室を開講中です。
◆ジャグリングイベントプロデュース
ジャグリングを多くの方にたのしんでいただくために、ジャグリングの舞台公演等をプロデュースしています。現在進行中の企画はふたつ。月に一回、飲み物を飲みながらゆったりジャグリングをたのしむ夜「門仲ジャグリングナイト」。そして、個性的な商店街を舞台にしてパフォーミングアーツをたっぷり一日たのしんでいただく「ふかがわ小路演芸祭り」。いずれも地域と密着して行っています。ジャグリングがまちづくりのコンテンツとなり、地域に貢献できることを目指しています。
◆勉強会「ジャグリングで社会をたのしくする会」開催
毎回テーマを設けて「ジャグリングで社会をたのしくする」ための知識をみんなで共有しています。過去三回開催。そのときのテーマは「ジャグリングとは」「ジャグリングの日本史」「自作ジャグリング道具とボランティア」。
◆被災地応援パフォーマンス団
今年3/11に起きた東日本大震災の被災者の皆様にエンターテイメントを届け笑顔になってもらうことを目標としたプロジェクトです。
「ジャグリング」を職業とするイメージが掴んでもらえたでしょうか。
とは言え、これはあくまで私のケースでありますので、他のプロジャグラーにきけばまた違った「プロジャグラー」が浮かんでくるでしょう。
これから2年間に渡り「プロジャグラーになる方法」を書いて行きます。「プロジャグラー」をできる限り多角的に捉え、「ジャグリング」で生計を立てるということを、経験や日頃考えていること、あるいは交流のある方々からうけた刺激に基づいて紹介して行きます。
次回は「ハードパンチャーしんのすけ」をケーススタディとして、 私の過去から現在まで遡り「ジャグリング」で生計を立てて行く道筋の一例を紹介します。おたのしみに!
ハードパンチャーしんのすけ
プロジャグラー。日本のデビルスティックのパイオニアとして、エンターテイナー、インストラクター、